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6.302019
グレースケールFIATの手練感
グレースケール寄りのボディーカラーで枯れ感を楽しむ
フィアット500のカラバリは、限定車が多くて覚えきれませんね。
鮮やかなブルーやアースカラーのグリーン、オレンジやサンゴ色のピンクなど、迷ってしまいますよね。
適度に遭遇するそんな500達は
まるで街の差し色。
風景を楽しげに彩ります。
ところで、ヨーロッパへ行くと、意外とモノトーン系と言いますか、グレースケール寄りの色を纏ったフィアットが多いことに気付きます。
石造りの建造物がもたらす街の質感や、白味を帯びた太陽の光の下で見る、グレースケールフィアットのなんと格好いい事か。
ヨーロッパの映画に出てくる、枯れた人生観を醸し出す俳優たちを見ているようです。
日本で見る感覚と違うんですよね。。
風景の質感・量感が違うせいなのでしょうか?
とにかくかっこいい。
グレースケールフィアットに乗って、いい感じの枯れ感を放つ男になりたいもんです。
そんなイメージを抱きながら、新しくやってきた500のボディカラーにやられました。。
500クラシカのエレクトロクラッシュグレー。
非アバルト系の500に纏うことで描き出される、なんとも言えない絶妙な渋み。
これは、ド・ノーマルでホイールキャップのまま乗りたい。。
この傍らに着飾らずに立って、磨かれた石のようなこの500の質感に負けない様ならば、
なかなか深き人生経験を積んだことを指し示す静かなるプレゼンテーションになるのだろうな。
そんな男になれたなら、
この色の500に乗って、フェラーリやアストンに並んでも、負ける気がしない。。。
いぶし銀と呼ぶことにします。。
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