サイトアイコン PiccoloCars /ピッコロカーズの公式サイト

名車に気付くモノサシのハナシ

フクスウのモノサシ

私はクルマ売りですが、ピッコロカーを中心に、実際には軽トラックからメルセデス・ベンツあたりまでを守備範囲として商売しております。
クルマ売りのプロとして・・・と言うか資質として、どんなクルマも良いトコ見つけて、伝える事が出来るっていう特技(?)があります。
ですから、クルマ好きの方々とお話していると、好きなクルマをアゲて、嫌いなクルマをサゲて語る論調が、不器用に思えて仕方ないんですね。
好きか嫌いかは趣向の問題、理解するのは器量の問題。。。って思います。

私は江戸っ子の端くれなので、家族やご近所の先輩方と話してると、しょっちゅう蕎麦通自慢の話題になります。
そうすると決まって、更科派か薮派かから始まって、食い方の流儀やら、店の評価やら、メンドーなオハナシが始まるんですが、それはそれで右から左に聞き流すとして、失笑するのは「俺は立ち食い蕎麦は認めねぇ」とか「乾麺は蕎麦じゃねぇ」っていうカテゴリを超えたほぼ全否定論ですね。。。そりゃ、上等な蕎麦だけ認めてりゃ間違いないでしょうが、そんなの答えが分かり易すぎて、却ってリテラシーが低いなって思っちゃうんですよね。目隠ししてゆで太郎の蕎麦すすらせて、「お!喉越し良いね!どこの蕎麦だい?」って言わせてやりたくなります(笑)
手打ちには手打ちの、立ちそばには立ちそばの、カップ麺にはカップ麺の楽しみ方があって、都度モノサシ持ち変えるからどのカテゴリーでも蕎麦を楽しめるって言う方が幸せじゃありませんか。
それが蕎麦好きで、先のヤツは蕎麦屋好きなんですよね。私に言わせりゃ。
ちなみに私の「好き」は、透明感のある白い更科で、温蕎麦で食べてもだらしなくならないしっかり目の喉越しのいいヤツなんですが、それはそれ。コンビニのくっついちゃってる蕎麦だって、どん兵衛だってウキウキして食べます。

 

閑話休題
翻ってクルマなんですが、蕎麦の話で言いたいことは分かって頂けると思うんですが、ピッコロカーズがフィアットとルノー中心のラインナップとしているのは、当然私が好きだから。でも、レンタカーで所有している2世代前のタントだって、セレナとヴォクシーやインサイトだって、どれに乗っても「お。いいじゃん」と思いながら乗っております。
トヨタの”計算しつくされたあざとさ”や、日産の”根が真面目感”なんて、セレナとヴォクシー乗り比べると面白いですよ。これがかつてのカローラVSサニーなんだなって思いながら乗ると、ああ変わってないトコあるな・・って思いますし、セレナのシートアレンジなどは楽しくなっちゃう。良くクルマ好き=ミニバン否定しないと・・・みたいな図式が垣間見えますが、何割の方ががやせ我慢してるんでしょうね??こんな便利な乗り物ありませんよ?単純に家族乗せてどこ行こーかなー?っていう期待感が生じてきて、ミニバンだからこそタマの休日もアクティブにお出かけする様になっているご家庭ってあるんじゃないですかね?そう考えたら、日本の家族の幸せを支えている乗り物としてとても重要な役割を担っているのでは無いでしょうか?乗っても、昭和のキャブオーバーと違って、ちゃんと運転のリズムが統制されているから、全然楽しめます。一方でシートを換えたくなる事は今でも多いですかね。でも、悪いとこなんて、別に探さなきゃ気にならないレベルで出来上がってます。何かを否定する事で自己の正しさを表現するのではなく、どんな楽しみも受け入れられる方が、よっぽどリテラシーが高いと思いますけどね。少なくとも私は人より多くのクルマを体験して来て、そこに辿り着いていますから、クルマ売りの現場で、消費者にクルマを推すプロとしてそう思っちゃいますね。モノサシなんてものは持ち替えりゃいいんですよ。私にとっちゃ持ってるモノサシの数のほうがよっぽど重要です。
そんな中で「食わず嫌いに食わせたい」と思っちゃう一台ってのが時たまありまして、その筆頭が「ミツビシ i(アイ)」です。

ハードの話や、開発秘話なんてのは、今どき読んでも面白くないから書きませんが、このクルマは何が良いかって言うと「ココロザシがタカイ」という感触を味わえる点であります。
こんなに小さいのに、ステアリングを回すことそのものに喜びを感じる感触があって、適度に捩れないボディと後輪駆動の特性により、一種万人受けのしない固有の運転のリズムを頑なに持っている。その事を感じながら運転していると、このクルマでしか味わえない運転の愉しみに包み込まれるんです。何ていうか、数時間乗って初めて、このクルマの動かし方が分かってきて、そこから先は何にも似ていない運転感覚に夢中になれるんです。
EV以外は新車で買うことが出来なくなってしまいましたが、ルノー・トゥインゴ&スマート陣営の8年も前に、ジアコーザ式を捨てて回帰したRRピッコロであることを、再評価せずにはいられません。
もし、軽自動車も含めて、動的質感の高いピッコロカーをお探しの方には、是非”ミツビシi”をおすすめします。
輸入車通の方のモノサシでも、ちゃんと測る事が出来る光るモノを持ったクルマなんです。
体験されたい方は、レンタカーでご用意しておりますので、1時間でも2時間でもお乗りになってみて下さい!
ご用命頂ければ、全国のオークションからお探ししますよ!
乗り味で選びたくなる日本の名ピッコロカーです。

モバイルバージョンを終了