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ヴィンテージカーの車内カビ対策

旧車・クラッシックカー、ガレージライフの大敵「カビ対策」について

憧れのガレージライフ。
お気に入りの愛車を中心に繰り広げられる趣味と安らぎの空間。
クルマ好きなら誰もが思い描く、理想の環境です。

しかし、そんな夢環境の維持には、多くの方が共通の悩みを抱えているのも事実。

 

そう。 カビが生えやすい んです。

もちろん、エアコンディショニングが行き届いている環境もありますし「ガレージ=冷暗所」という訳ではありませんが、カビというのはとても単純な足し算の条件が揃った瞬間に発生するんです。

すなわち

空気(酸素)+ 温度 (0~45℃) + 湿度 (70%以上) + 栄養分 = カビ発生(集落化)

です。

 

カビ菌はどこにでも浮遊しています。

今この瞬間に、あなたの手のひらでそこにある空気を包み込んで下さい。

高確率で、カビ菌がその手の中にいます。

 

空気(酸素)も必ずそこに存在します。

 

温度と湿度はエアコンでコントロールすることが出来ますが、コストがかかります。

ことガレージにおいては、誰でも空調をコントロール出来るわけではありませんよね。

 

と、言うことは

「カビの栄養分があれば、そこにカビは生える」

と考えて備える事が必要なんです。

 

フェラーリ412のリアシートに発生したカビ集落

 

 

カビの栄養って??~旧車の車内は栄養だらけです~

同じガレージにしまってあるクルマでも、カビの発生状況に大きな差が出る事があります。

もちろん、湿度の高くなりやすい場所というのもありますから、配置によっても差が出ますが、カビやすい個体、カビにくい個体という違いがあります。

新しいクルマはカビが発生(集落化)しないのに、旧いクルマがカビやすいという傾向はイメージしやすいと思います。

なぜでしょう??

 

カビの栄養というと、髪の毛や食べこぼし、手垢などの有機物をイメージしますが、こういった付着物や落下物は取り除くことで簡単にケアできます。

ただ、大切に保管されたヴィンテージカーに、ゴミや汚れがそのまま放置されている事は稀ですよね。

旧車のカビは、綺麗に清掃されているはずの、シート・トリム・ステアリングなど、皮革やプラスチックの表面に発生している事が多いです。

なぜでしょう??

 

その理由を考え、課題を見つけ、対策する事が、カビ対策の基本になると考えます。

 

自動車の内装に使用される素材の多くは、成形時や染色・塗装時に、抗菌成分を使用してカビの発生を抑制する処理が行われています。

ただ、旧車の場合、経年劣化によりその抗菌成分が消失してしまうんです。

とりたてて旧車と言うほど旧いクルマでなくても、輸入時の輸送航路によっては赤道通過時の過酷な気候によって成分の変質や消失が発生してしまうという説もあります。

染色や塗料に使用される抗菌成分としては、ワサビやカラシに含まれるアリルイソチオシアネート(AITC)や、茶殻に含まれるカテキン、酸化チタンや銀・亜鉛・ゼオライトなどがあります。

つまり、これらの成分が無くなると、そこら中に存在するカビ(糸状菌)が車内のあらゆる部分に着床し、革や樹脂、金属までもを栄養として上の画像の様に発育し集落化する事で、いわゆる「カビが生えた」と認識される状態になります。

そして、この集落化したカビは、胞子を飛散させ、それが「着床→発育→集落化」というプロセスを繰り返すことで、どんどん増加していってしまうのです。

 

さらに、集落化したカビを放っておくと、素材の表面が変質し、表面のカビを除去しても、まだら模様のような跡が残ってしまうようになります。
大切な愛車にこんなダメージが発生する前に、素材にも人にも優しい成分で、かつ強力にカビの除去と育成プロセスの停止を行う必要があるのです。

カビにより表面が変質して残ってしまった跡

カビにより表面が変質して残ってしまった跡

カビ対策はスキームで継続的に実施する

「カビ対策」といえば、誰もが思い描くのは「塩素系漂白剤」で、「一発で退治する」というイメージだと思います。

しかししかし、私達の愛するクルマの車内に、貴重なヴィンテージカーの車内に、「塩素系漂白剤」を使用するほどナンセンスな事はないという考え方はご理解頂けると思います。

そして、繰り返しになりますが、

『カビはどこにでも存在し、条件が揃うと単純な足し算の如く、簡単に発生する』

ものであることを考慮する必要があります。

当店は、カビの除去作業を基本とし「カビを再発させない為の複数の手段」を継続的に対策することが必要であると考えています。

そのために、いくつかの施工方法や除菌製品を組み合わせた「カビ抑制スキーム」をご提供しています。

大切な愛車のカビ対策は、人も素材も痛めないカビ抑制スキームで解決します

 

カビ対策の名称 必要頻度 主な目的
A JOKIMENの清掃&除菌施工サービス 定期対策:年に1回~2回 銀イオンとGSEで、車内のカビ、カビ因子を徹底除去
B Car Gindée Premium 除菌・消臭スプレー 都度対策:車内に置いて乗車後に拭き掃除 銀イオンでカビの栄養となる皮脂などの有機成分を除去
C JOKIMENのあかり触媒抗菌コーティングサービス 常時対策:2~3年に一度の施工を推奨 灯り触媒の抗菌コーティングで浮遊カビ菌の非活化と着床予防
D Gindée 除菌・消臭ゲル 定期対策:Gelが小さくなったら交換 自然対流による銀イオンGELの浮遊カビ菌の非活化
E エアコン設置代行サービス 常時対策:ガレージ全体のエアコンディション ガレージ全体の温度と湿度をコントロールしカビ予防
F ALCURE 光触媒空気清浄機 常時対策:車内、又はガレージ全体の空気を除菌 空気中に浮遊するカビ菌(胞子)を強制的に除去

上記のA~Fの除菌・抗菌手段を組み合わせることで、カビ対策を行うのがピッコロカーズ(除菌屋JOKIMEN)の考え方です。

実はとても効果的なのは「E」のエアコン設置ですが、イニシャルもランニングもコストが掛かりますし、貸ガレージの場合は設置することが出来ないなど現実的ではないと思われます。

 

多少コストはかかりますが、私共のフル施工メニューとなる「A+C」を施工して頂くのがオススメです。

「A」の除菌施工は、内装の状態や仕様によって、施工に使う機材や除菌成分を使い分けますので、ヴィンテージカーの内装にダメージを与えないように配慮して行います。

カビの除去はもちろん、カビの栄養となる有機成分や、集落化する前のカビ因子(胞子)も徹底除去しますので、どの様なスキームを導入されるにしても、「A」の「清掃&除菌施工サービス」を一度は実施されることをお勧めします。

 

「C」の抗菌コーティングは、フォトンフレッシュという、灯(あかり)触媒のコーティングを行います。

灯触媒の基本は、世界中で認められている酸化チタンの抗菌作用を用いた光触媒技術なのですが、太陽光が必要な光触媒に対し、フォトンフレッシュは蛍光灯やLEDでも作用すると言う点が特徴で、ガレージ保管されたクルマへの使用にとても向いています。

コーティングと言っても、膜を形成するようなものでなく、分子レベルでの結晶化により成分が定着することを指しますので、施工前後での見た目や触り心地に変化はありません。

施工後は、基本的に何年もの間そこに定着します(念のため2~3年に1回の施工をお勧めしておます)ので、掃除やケミカル施工のような一過性の処置とは全く別モノの施工となります。光源がある環境であれば、「フォトンフレッシュコーティング」をお勧めします。

 

一方、当社で施工する「A」「C」に対して、「B」「D」は当社独自の除菌製品シリーズ「Gindée/ギンデェ」をお買い求め頂き、使用して頂くだけなので手軽さが魅力です。

モンタケコーポレーションオリジナルの高濃度銀イオン水溶液Ginéeシリーズです。

 

 

「B」Car Gindée Premium 除菌・消臭スプレー

高濃度銀イオン水溶液です。スプレー式で、車内に1本積んでおいて頂き、水拭きの要領で使用します。ステアリングやシフトノブ、ドアハンドルなど、手で触れた部分などを中心に使用して頂くことで、乗車時に車内に発生した「カビの栄養」を除去できるほか、発生したカビに対しても銀イオンの強力な除菌能力で除去します。有機成分由来の臭いを消す消臭剤としてもご利用頂けます。

「D」Gindée 除菌・消臭ゲル

高濃度銀イオン水溶液をゲル状にして、除菌効果が長持ちする様に開発した製品です。

置き型ですので、フタを開けた状態で車内のフロアに設置するだけです。密閉された車内では、自然対流により空気が循環しています。その中に、カビ菌(胞子)も含まれます。この対流で運ばれた浮遊菌類がゲルと接触する事で非活性化します。自動車車内のほか、シューズボックスやトイレなど、ご家庭でもご利用頂けます。

 

繰り返しになりますが、愛車の車内カビ対策には、お風呂や水回りのカビ対策のように塩素系漂白剤を使用することは現実的ではありません。
車内の素材を傷めることなく、乗員にも優しい成分と、カビ除去のノウハウを組み合わせたピッコロカーズ(除菌屋JOKIMEN)のカビ対策は、根源的なカビ除去に拘った施工でご好評を頂いております。

クラッシックカーやヴィンテージカーの施工も出張にて承りますので、カビのオフシーズンである今のうちに除菌施工をして、来るべきカビシーズンに備えましょう。

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